こんにちは。わかまっちょです。
前回、不思議の国のアリスでは、アリスが小さな扉を通れるほどに小さくなれたのに、鍵をテーブルの上に置き忘れて泣いてしまうシーンまででした。
今回は、大きくなれて鍵は取れましたが、今度は扉を通り抜けることができず、大泣きしてしまうシーンまでのイラスト付き単語帳を描きました。
最後の方に、勉強になりそうな単語の豆知識を載せているので、見てもらえると嬉しいです(*^_^*)
わたしを食べて
Soon Alice’s eye fell on a little glass box that was lying under the table: she opened it, and found in it a very small cake, on which the words “EAT ME” were beautifully marked in currants.
泣いているうちに、アリスがふと目をやると、テーブルの下に小さなガラスの箱が置いてありました。
その箱を開けてみると、中にはとても小さなケーキが入っていました。
ケーキの上には、「わたしを食べて」という文字が干しぶどうできれいに書かれていました。
大きくなっても、小さくなっても
“Well, I’ll eat the cake,” said Alice, “and if it makes me grow larger, I can reach the key; and if it makes me grow smaller, I can creep under the door: so either way I’ll get into the garden, and I don’t care which happens!”
「それじゃあ、いただくわ」アリスは言いました。
「もしこれを食べて体が大きくなったら鍵に手が届くし、小さくなったら扉の下のすき間を這ってくぐることができるわ。」
「どっちになっても、あの庭に入ることができるわ。」
「どっちになっても、かまうものですか!」
どっちかな、どっちなのかな
Alice ate a little bit, and said anxiously to herself “Which way? Which way?”, holding her hand on the top of her head to feel which way it was growing; and to her surprise she remained the same size.
So she set to work, and very soon finished off the cake.
アリスは、ケーキをほんのちょっぴりかじってみました。
「どっちかな。どっちなのかな」心配そうにつぶやきました。
大きくなるのか、小さくなるのかを確かめたくて、頭のてっぺんに手を置いてみました。
驚いたことに、もとの大きさのままなのです。
「それじゃあ」と、アリスはあっという間にケーキを平らげてしまいました。
ばいば~い、足さん
“Now I’m opening out like the largest telescope that ever was! Good-bye, feet!” cried Alice.
Her head struck against the roof of the hall: in fact she was now rather more than nine feet high.
「見たこともないような大きな望遠鏡の筒みたいに、体がどんどん伸びているわ!ばいば~い、足さん!」アリスは叫びました。
頭がごつんとホールの天井にぶつかりました。
アリスは、なんと3メートル近くにもなっていたのです。
片目でのぞき込むだけ
Alice at once took up the little golden key and hurried off to the garden door.
Poor Alice!
It was as much as she could do, lying down on one side, to look through into the garden with one eye; but to get through was more hopeless than ever.
アリスはすぐにちっちゃな金色の鍵を手に取り、庭へと通じる扉へと急ぎました。
アリスったら、かわいそうに!
今のアリスには、横向きに寝転んで、片目で庭をのぞき込むことしかできません。
扉を通り抜けるなんて、夢のまた夢のようなお話になってしまいました。
涙の水たまり
Alice sat down and began to cry again.
She went on shedding gallons of tears, until there was a large pool all round her, about four inches deep, and reaching half down the hall.
アリスは座り込んで、またわんわん泣き始めました。
涙がどんどんあふれ出て、アリスの周りに深さ10センチほどの大きな水たまりができてしまいました。
涙の水たまりは、ホールの真ん中あたりまで広がっていきました。
単語の豆知識
fall on
fall on
(書)視線が偶然に・急に注がれる、向く
His eyes fell on her bag.
“Are you going somewhere?”
either way
either way
(話)(副詞的に)(両方の可能性を示して)どちらにしても
You can get to Rome by train or plane, but either way it’s very expensive.
set to work
set to work
仕事を始める、仕事に取りかかる
She immediately set to work putting away the dishes.
彼女はすぐに食器を下げ始めた。
rather more than
rather more than
特にイギリスでratherは、veryやextremelyの控えめな表現として用いられることがある。
fairlyやquiteやprettyと違って、比較級やtooと一緒に用いることができる。
The suitcase is rather too big to carry with me.
そのスーツケースは私が持ち歩くにはやや大きすぎる。
He went to bed rather later than usual.
彼はいつもより少し遅く寝た。
hurry
hurry 急ぐ(時間が十分になくて急ぐ)
If we hurry, we’ll get there in time.
rush 大急ぎで行く(急を要して急ぐ。hurryよりも慌ただしい動き)
Try to answer the questions calmly, without rushing.
dash 突然急いで行く(rushよりもさらに全速で突進すること)
I’ve got to dash to the shop to get some more beer.
gallons of
gallons of 大量の(液体・気体)
We drank gallons of red wine.
まとめ
今日は、
- わたしを食べて
- 大きくなっても、小さくなっても
- どっちかな、どっちなのかな
- ばいば~い、足さん
- 片目でのぞき込むだけ
- 涙の水たまり
不思議の国のアリスの、この6つのシーンの英語絵巻をご覧いただきました。
今回の単語の豆知識には使えそうな単語がたくさんあるので、ぜひゆっくり見てもらえるといいなって思いました(*^_^*)
ありがとうございました。